大濠人紹介 #13
INTRODUCTION #13
PROFILE
卒後略歴
昭和43年 福岡大学工学部土木工学科卒
昭和46年 西日本工業大学
平成10年 西日本工業大学教授
COMMENT
コメント
ー 大濠人として思うこと
教育再生が叫ばれるなか、知育は基より、徳育、体育にも力が注がれた教育は当時にあってバランスの取れた内容であったと思います。徳育は人としての有り様が授業やその他の学校生活全般に亘って出ていたし、体育では1年次に柔道を正課として行うなど、その校風が活かされていると強く感じ取られました。すなわち、当時の井口校長先生の井口イズムが随所に出ていたと言えます。因みに、大学で合気道部に所属しましたので、柔道着は再度使用しました。
ー 座右の銘
座右の銘ではありませんが、中学3年の時に習った「臥薪嘗胆」が強く印象に残っていて、好きな故事成語です。次の言葉は常々そうありたいと思って大事にしているものです。「私は私でない、よって私である」これはポストモダニズム派の三上氏の言葉を少し加工して使っています。非常に含蓄のある言葉です。
ー 授業
クラス担任で数学担当の白石先生が、黒板に向かって板書されている時に、生徒達が何をしているか、見えているぞ、後ろに目がついているからとよく言われていましたが、私も同じように後方での動き等が分かりますので、その言葉が実感できてます。
また、漢文の授業は恐怖の授業と言われ漢詩等を暗記しなければなりませんでした。大半は忘れましたが、李白の「静夜思」、杜牧の「山行」にある「遠く寒山に上れば石径斜めなり・・・」や作者は覚えていませんが「楓橋夜泊」にうたわれている「・・・ 姑蘇 城外 観山寺、夜半の鐘声 客船に至る」が頭に残っていて、平成17年に仕事で中国の蘇州市に行ったとき寒山寺に行ってきましたが、高校当時の上述の語句が思い出され、ひと味違った感じを受けました。
ー 仕事に関するやりがい
私の所属学科は環境建設学科で専門分野は交通計画学、都市・地域計画で、他道路工学等を担当しています。本学科は安全、安心、快適で豊かな国土づくり、地域づくり、都市づくり、つまり、市民の生活空間づくり(インフラストラクチャー)の技術者教育する学科です。
我々の職責は教育、研究、地域貢献です。始めの教育は指導した学生が土木施工管理技士の国家資格を取得し、企業の方より活躍していると直接聞かされた時などは教育したことへのやりがいを感じます。研究では未解決の課題に取り組むことにより新しい知見が得られ、それらが実用化されていく点、地域貢献では地域に密着したテ-マに取り組むことで、それぞれの問題点に寄与できる点や、地域の行政に協力することで諸問題が処理されていくこと等がお役に立っていると感じます。
<下記に幾つかの行政協力例>
苅田町コミュニィバス検討委員会委員(平成17年度終了)
豊前市高校跡地審議会委員(平成17年度終了)
苅田町環境審議会委員 (任期中)
苅田町公共交通検討委員会委員 (任期中)
ー 自己アピ-ル
工学博士 取得(九州大学),1994年
著書 共著「ゆらぎの科学6」(交通現象とゆらぎ:執筆),森北出版,1996年
著書 共著「ヨーロッパのインフラストラクチャー」(北欧編執筆),丸善,1997年
土木学会創立80周年記念出版事業で執筆
著書 共著「エース 交通工学」,朝倉書店,2002年
著書 単著「都市政策と自転車」,雑誌「交流」,2001年
西日本工業大学開学30周年記念都市・地域研究フォーラム,「地域と交通への視座」のテーマで講演,パネリスト,1997年
土木学会論文集(第4部門)の査読委員を担当,1989年
土木学会における土木計画学編集委員会の「土木計画学研究・論文集No.14」の論文査読委員,1997年
土木学会における土木計画学編集委員会より「土木計画学研究・論文集No.15」の査読委員,1998年
日本都市計画学会九州支部シンポジウム,「新しい公共空間の創造に向けて」のメインテ-マにおいて「公共交通とまちづくり」で講演,2005年
日本土木学会西部支部研究討論会,「公共交通について」でパネリスト,2005年
第53回 日本都市学会全国大会におけるシンポジウム「変革期のなかの地域戦略」と題したメインテ-マにおいてコーディネータ,2006年
日本都市学会常任理事 任期中
日本都市計画学会九州支部幹事 任期中
西日本工業大学大学院教授,○合教員,2004年
西日本工業大学工学部環境建設学科 学科長 任期中
研究テ-マ:交通輸送需要の時系列予測システムと確率過程型AROPモデルの開発,都市の住みよさについて,道路の維持補修計画のシステム論的研究,バリアフリ-からみた小都市域の道路構造について,バス選択の意識構造について,街道ネットワ-クについて。
ー 在校生に一言
これからの長い人生を生きていく時,朱子学の学者でありますが,陽明学にも明るい佐藤一斎の「言志四録」で述べている言葉に尽きると思います。そこで、下記の言葉を皆さんに贈ります。
少にして学べば,則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば,則ち老いて衰えず
老いて学べば, 則ち死して朽ちず
幾つになっても学びの心を忘れないようにしましょう。
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